研究室に所属してから学ばなければならない重要なことは、専門知識ではなく研究法ではないかと思っています。ここで言う研究法とは「自ら問いを立て、論理的に答えを導き、他人に価値をわかりやすく伝える方法」であり、 学位はこれをマスターしたらもらえる免許のようなものなのでしょう。では、研究室に配属される学部4回生にもなれば、アクセルを踏んで直進くらいできたのかと言うとそんなことはなく、研究法の基礎の基礎が身についていない自分に愕然としたのを覚えています。僕がさぼっていただけかもしれませんが、学部でしっかりと習う機会はそれほどないのが現実です(もちろんレポートなどで指導してくださる教員の方もおられると思います)。
ここでは、研究法を学ぶにあたって、大変役に立ったリンクを紹介します。いまだに見返してははっとするようなページばかりです。
研究法(Claimとは)
東京大学の暦本純一先生による、研究におけるclaimの大切さについてのスライド。自分の研究のclaimを考えるには、その研究における一番大事な主張を短い言葉でシンプルに書き下すことから始めます。これが難しい…。定期的に見直しているページの一つです。
伝わってしまうプレゼンテーション-その思考と技術-
京都大学の宮野公樹先生による、プレゼン資料の作り方についての公開講義。チャプター1だけ、YouTubeを下に貼っておきます。
宮野先生は書籍でもプレゼン資料について書かれていて、個人的には、ブルーバックスの『研究発表のためのスライドデザイン』(http://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000194774)が簡潔でわかりやすいと思います。
大学研究室の歩き方講座
同じく宮野先生による、研究室での過ごし方がおもしろおかしくまとめられた冊子。研究室は、学生にとっては大学の延長ですが、実際には社会で求められる最低限のマナーがないとうまくいかないという話です。学生にとっては、研究室とはそういうものだと知ることが最初の助けになります。一方、指導する側としては、それが学生にどうやったら伝わるのか、とても難しいのではないでしょうか。
科学ライティングで憲法前文を校正する
近藤滋先生(大阪大学)による、科学ライティングについてのブログ記事。論理的でわかりやすい文章への校正作業の方法が、まさに科学ライティングで書かれています。わかりやすい文章はやはり、音読してもすらすら読めますね。近藤先生の他のブログもおもしろいものばかりです。
他のページも参考にしていた気がするのですが、失念してしまいました…。広大なインターネットにはまだまだ良いサイトがあるので、適宜更新していきます。